サッカー界の世界5大リーグとは

サッカー界における世界5大リーグは、偶然なのか必然なのか、全てヨーロッパに存在しています。

  • プレミアリーグ(イギリス)
  • リーガ・エスパニョーラ(スペイン)
  • セリエA(イタリア)
  • ブンデスリーガ(ドイツ)
  • リーグ・アン(フランス)

ちなみに、もともと日本では「4大リーグ」という言葉がメジャーでした。「4大リーグ」が指すものは上記5リーグから「リーグ・アン」を除いた4つのリーグです。しかし昨今では世界基準に合わせて「5大リーグ」と呼ぶことが多くなりました。

国の名前に注目してみると、ワールドカップでも常に上位に食い込んでくる国ばかりですので、各リーグが非常にレベルが高いことがわかります。

プレミアリーグ(イギリス)

サッカーにおける世界4大リーグの1つ目は、イギリスのサッカーリーグであるプレミアリーグです。

登録されているチームは20クラブを数え、有名なクラブにはかつて香川真司が在籍していたマンチェスターユナイテッドや、日本で監督経験のあるヴェンゲル監督匹いるアーセナルなどが存在します。

ヨーロッパ全体のチャンピオンを決めるヨーロッパチャンピオンズリーグでも、プレミアリーグに在籍しているチームが優秀な成績を収めており、世界最高峰のリーグになっています。

プレミアリーグの特徴

プレミアリーグの特徴としては、縦に早い攻撃と激しい守備が挙げられます。「堅守速攻のサッカー」といえばイメージしやすいかもしれません。

チームによるサッカーの違いはありますが、基本的にどのチームも迫力のあるサッカーを展開しており、熱狂的になる観客も多くいます。ゴールに迫る回数も多ければ、選手同士の激しいぶつかり合いなどが魅力のリーグです。

さらにもうひとつの特徴として、下位チームと上位チームに大きな差がないことも挙げられます。大きな差がないことから下位チームが上位チームに勝つようなことも多く、非常に魅力の多いリーグです。

リーガ・エスパニョーラ(スペイン)

サッカーにおける世界4大リーグの2つ目は、スペインのサッカーリーグであるリーガ・エスパニョーラです。別名「ラ・リーガ」とも呼ばれています。

登録されているチームは20チームを数え、有名なクラブには世界最高峰の選手の1人であるリオネル・メッシがかつて在籍したバルセロナや、白い巨人と比喩され、世界最高峰の選手が多数在籍しているレアル・マドリードがあります。

そこにアトレティコ・マドリードを加えた3チームがリーガ・エスパニョーラの3強です。

リーグの特徴

リーガ・エスパニョーラの特徴としては、非常にテクニカルに展開されるサッカーが挙げられます。

リーグに所属する選手全体がボールコントロール技術が高く、チームとしての戦術もポゼッションがメインなど、テクニック重視です。そのためフィジカルを重視し選手同士が激しくぶつかり合うような迫力あるサッカーではなく、華麗なサッカーを楽しむことが可能。

また守備的なチームよりも攻撃的なチームが多く在籍しているため、リーグ全体の得点数も多めになっています。サッカー観戦で1番興奮し楽しめるポイントであるゴールシーンをより多く堪能できる魅力あるリーグです。

セリエA(イタリア)

サッカーにおける世界4大リーグの3つ目は、イタリアのサッカーリーグであるセリエAです。

登録されているチームは20チームを数え、かつてはACミランやインテル、ユヴェントスのビッグ3と呼ばれるクラブがヨーロッパでも大きな実力を発揮していました。今ではユヴェントスを除けばヨーロッパ内で力が衰えてきていると言われており、それによってセリエA自体の実力についても疑問が投げかけられています。

しかし近年では、ナポリやローマなど古豪と呼ばれるクラブの復調によってリーグ全体も復調傾向です。

リーグの特徴

セリエAの特徴としては、守備的なサッカーを好むチームが多く、さらにその守備のレベルが高いことが挙げられます。かつてのイタリア代表のディフェンスラインはカテナチオと呼ばれ、ゴールに鍵をかけ、相手チームに得点を許さない強力な守備が特徴でした。このイタリア代表のサッカーがリーグ全体にも浸透し、守備的なサッカーが特徴のリーグになっています。

しかし現代ではセリエAを牽引しているユヴェントスが攻撃的なサッカーを繰り広げていることもあり、強力なディフェンスを維持しながら高い攻撃力を持つというスタイルに進化してきました。

それでもリーグ全体の得点数を他のリーグと比較してみるとまだまだ少ないとされており、高い守備力が特徴のリーグであることは間違いないでしょう。

ブンデスリーガ(ドイツ)

サッカーにおける4大リーグの4つ目は、ドイツのサッカーリーグであるブンデスリーガです。登録されているチームは18チームを数え、有名なクラブとしてはバイエルンミュンヘンやドルトムントが挙げられます。

ドルトムントでは香川真司が非常に活躍し、その他のチームであるシャルケでは内田篤人が活躍するなど、日本人の活躍著しいリーグでもあります。

バイエルンミュンヘンについては、ヨーロッパチャンピオンになるなどしているため、世界最高峰のリーグのひとつであると言えるでしょう。

リーグの特徴

ブンデスリーガの特徴は、選手同士の1対1をデュエルと呼び、激しい戦いが繰り広げられることが挙げられます。

ドイツではこのデュエルをデータとして分析しており、直近では日本人選手であり日本代表の遠藤航選手がデュエル勝利数No.1を獲得。在籍している選手はゲルマン系民族が多く、身長が高い選手が多いので、比較的大柄な選手が多く見られます。

その中でも遠藤航選手は、大柄な選手にも負けずに戦えることを証明しました。

またドイツは日本人が活躍しやすい国だと言われており、今では多くのサッカー選手が在籍しているのも特徴。ドイツ人は真面目な人間が多く、その風潮が日本人にもピッタリのようで、日本人でも活躍しやすいリーグだと言われています。

リーグ・アン(フランス)

フランスのサッカーリーグであるリーグ・アンには20チームが登録されており、特に注目されるチームがパリサンジェルマンです。このパリサンジェルマンがヨーロッパの中で実力を示してきたことが要因で、フランスのリーグ・アンが5大リーグとして呼ばれるようになりました。

リーグ・アンではパリサンジェルマンの1強が続いていますが、在籍している選手が非常に豪華。

世界最高峰の選手であるリオネルメッシがバルセロナから電撃移籍したことで注目を浴びていますが、そのほかにもブラジル代表のネイマール、フランス代表のムバッペが在籍するなど、各国の代表トップクラスの選手が多く在籍しています。

パリサンジェルマンがリーグ・アンのサッカーの特徴と言っても過言ではありません。

サッカーの海外リーグは世界的に熱い!

サッカー界における世界4大リーグとは、レベルの高いプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエA、ブンデスリーガの4つのリーグを指します。

近年ではそこにフランスのリーグ・アンも加えられ、世界5大リーグと呼ばれるようになりました。

どのリーグも非常にレベルが高く、試合観戦を楽しむことが可能ですが、それぞれのリーグのサッカーの特徴を抑えることで、より自分の好みのサッカーをハイレベルで観戦できるのではないでしょうか。

ぜひお気に入りのリーグを見つけて応援してみてくださいね。