野球の基本用語

野球には数多くの専門用語があります。ここでは、これから紹介する基本ルールを理解するうえで欠かせない用語だけを厳選しました。
- 投手(ピッチャー):守備側で、打者に向けて球を投げる選手です。
- 打者(バッター):攻撃側で、投手の球を打つ選手です。
- 塁(ベース):一塁・二塁・三塁・本塁の4つを指します。これらを結んだ菱形の区画は「内野(ダイヤモンド)」と呼ばれます。
- 表と裏:1イニングのうち、先攻の攻撃を「表」、後攻の攻撃を「裏」と呼びます。
- ストライク:投手が投げた球が、打者の膝から胸の間の「ストライクゾーン」を通過したときに宣告されます。
- ボール:投手が投げた球がストライクゾーンを外れ、打者が振らなかったときに宣告されます。
- アウト:打者や走者が特定のプレーでアウトになると、1つの機会が失われます。1回の攻撃で3つのアウトが成立すると、攻守が交代します。
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野球の基本ルール

野球は、2つのチームが攻撃と守備を交互に入れ替えながら得点を競うスポーツです。
攻撃側は、バットで守備側の投げた球を打ち返し、塁に出ることで得点を狙います。
守備側は、打たれた球を捕球して、打者や走者より先に塁へ送球することで攻撃を阻止するのが基本です。この攻防を、両チームが交互に繰り返します。
試合に出場できる人数

野球の試合は、各チーム9人の「スターティングメンバー(スタメン)」で行われます。出場できる選手が9人に満たなくなった場合、その時点でフォーフィッテッドゲーム(没収試合)となり、相手チームの勝ちです。
スタメン以外にも「ベンチ入り」できる控え選手がおり、状況に応じて試合途中から出場します。
試合時間・コールドゲーム・延長戦

野球はサッカーのように時間で区切られた競技ではなく、9回の攻守を終えた時点で決着をつけるのが基本です。そのため、試合ごとにかかる時間は大きく変わります。
条件によっては、9回を待たずに試合が終了する「コールドゲーム」が適用されることもあります。たとえば高校野球の地方大会では、5回終了以降に10点差、7回終了以降に7点差がついた時点で試合が打ち切られるルールです。ただし、決勝戦や甲子園(全国大会)では、この得点差によるコールドゲームは適用されません。
9回を終えて同点の場合は、決着がつくまで延長戦がおこなわれます。延長回数の上限はカテゴリーによって異なり、日本プロ野球は12回(それでも決まらなければ引き分け)、高校野球は15回(決着しなければ後日再試合)です。
アメリカのメジャーリーグでは、2023年から延長イニングを無死二塁からスタートするタイブレーク制が恒久的に採用されており、勝敗がつくまで継続します。
野球の試合の流れ

攻撃側の動き
攻撃側は、アウトを3つ取られるまで攻撃を続けられるのが基本です。打者は投手の球を打つと、本塁から一塁、二塁、三塁の順に塁を進み、最後に本塁を踏むことで得点が入ります。
バットで球を観客席まで飛ばし、直接得点を奪う「ホームラン」は、攻撃における花形のプレーです。
守備側の動き
守備側は、アウトを3つ取ることで攻守を交代できるルールです。投手が1人の打者から3つのストライクを奪うと、1アウトになります(三振)。
このほか、守備側の選手が打者や走者より先に球を塁へ届けた場合も、1アウトです。
野球のポジション

野球では、守備につく9人全員にそれぞれポジションが割り当てられます。大きく分けると「投手」「捕手」「内野手(一塁手・二塁手・三塁手・遊撃手)」「外野手(左翼手・中堅手・右翼手)」の4つです。
投手はボールを投げて打者からアウトを狙う要のポジションで、投手の球を受ける捕手とあわせて「バッテリー」と呼ばれます。内野手・外野手は、それぞれの守備範囲に飛んできた打球を処理し、アウトを狙うのが役割です。
フェアゾーンとファウルゾーン

打者が打った球は、フェアゾーンに入るかファウルゾーンに入るかで扱いが変わります。
ファウルゾーン
ファウルゾーンは、本塁から一塁・三塁に向かって伸びる2本の「ファウルライン」の外側に広がるエリアです。打球がファウルゾーンに落ちると「ファウルボール」となり、打者に1ストライクが加算されます。
ただし、2ストライクが宣告されている打者の場合、ファウルが続いても追加のストライクにはなりません。打球を守備側の選手が地面に着く前にキャッチすれば、「ファウルフライ」としてアウトになります。
フェアゾーン
フェアゾーンとは、打球が有効と判定されるグラウンド内のエリアです。打球がフェアゾーンに落ちると「フェア」と判定され、打者や走者は塁を進むことができます。
打球がフェアゾーン内で外野フェンスを越えれば本塁打です。打者と走者は、本塁まで生還できます。
選手交代のルール

野球では、ベンチに控え選手がいる限り、攻撃側・守備側のどちらでも人数の制限なく選手を交代できます。ただし、一度交代して退いた選手は、同じ試合に再び出場できません。
投手を交代する場合、新しく登板した投手は、原則として1人の打者との対戦を終えるまで再交代できないルールです(打者を打ち取るか、出塁させるまで)。ただし、投球中に負傷した場合などは例外が認められています。
野球の戦術的なルール

監督には、審判の判定に対して異議を申し立てる2つの権利があります。
リクエスト
リクエストとは、監督が審判の判定に異議がある場合に、映像によるリプレー検証を求められる制度です。2018年からNPBに導入されており、1試合につき2回まで要求できます(延長戦に入るとリセットされ、あらためて1回まで要求可能です)。
抗議
抗議は、監督が審判の判定やルール解釈に異議を申し立てる行為で、リクエストと異なりリプレー映像による確認はおこなわれません。ルール違反や解釈の誤りが疑われる場合に、審判の判断をあらためて求めるものです。
野球における反則行為

野球には、プレーが無効になるさまざまな反則行為が定められています。代表的なものは以下のとおりです。
| 反則 | 内容 | ペナルティ |
|---|---|---|
| 守備妨害 | 打者がスイングや打撃動作で捕手に触れる、または捕手の動きを妨げる | 打者がアウトになる |
| 走塁妨害 | 走者が守備側の送球・捕球を意図的に妨害する | 走者がアウトになる |
| ボーク | 投手が投球動作中に不正な動きをする | 走者が1つ先の塁に進める |
| 死球(デッドボール) | 投手の投球が打者に直接当たる | 打者が一塁に進める |
| 攻撃妨害 | 守備に関与していない野手が走者の進路に入るなどして進塁を妨げる | 妨害がなければ進めたと判断される塁まで走者が進める |
投球動作に関する反則は「反則球」と呼ばれ、ボークとは別に細かいルールが定められています。
野球観戦はプレーも戦術も見どころ
野球観戦は、一人ひとりの投球・打撃・守備はもちろん、チーム全体の戦術を追うのも楽しみ方の一つです。シーズンオフのドラフト会議やFA宣言など、フィールド外の話題も観戦のモチベーションになります。
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