バスケットボールの試合は2時間程度かかる

そもそもバスケットボールの試合時間はどのくらいなのでしょうか。バスケットボールの試合時間をBリーグ、NBA、学生バスケの3つに分けて解説します。
BリーグとFIBA|1時間半〜2時間ほど

日本バスケのトップリーグであるBリーグの試合時間は、1時間半〜2時間程度。BリーグのルールはFIBA(国際バスケットボール連盟)に準じているため、ワールドカップやオリンピックなど国際試合も同様です。
純粋な試合時間は10分間✕4セットのクォーター制。つまり、純粋なプレー時間は合計で40分となります。
第1Qと第2Qの間、第3Qと第4Qの間には、それぞれ2分間のインターバル(休憩)、第2Qと第3Qのあいだには15分もしくは20分間の休憩(ハーフタイム)があるのも大きな特徴です。
さらに、延長戦になった場合は5分間のオーバータイムが追加され、同点が続く限り「2分休憩→5分延長」の再延長戦を繰り返します。
実際の試合ではゲームクロックが止まるシーンが多いため、実際の試合時間は1時間半〜2時間程度は必要なのです。
NBA|2時間10分〜2時間半ほど

アメリカのプロリーグであるNBAでは、1クォーターが12分間とやや長く、計48分間の試合時間です。
インターバルも2分10秒と長め。さらに、NBAではタイムアウトの時間も75秒を最大7回と長くて多くなっています。そのため、試合のトータル所要時間もBリーグより長めの約2時間10分〜2時間半が一般的です。
学生バスケ|1時間半〜2時間ほど
高校・大学のバスケットボールはFIBAのルールに準拠しており、10分間×4クォーター=40分間。実際の試合時間は1時間半〜2時間程度です。
中学のバスケットボールは一般的に1クォーターは8分間で、トータルのプレー時間は32分間です。ハーフタイムも10分間と短いため、試合全体の所要時間はおおよそ1時間半程度となります。
バスケットボールの試合の基本的な流れ

つづいては、Bリーグの試合の基本的な流れを解説します。初めてバスケットボール観戦に行く方はぜひ参考にしてください。
開場|試合開始2時間半前
Bリーグの一般会場は試合開始の2時間半前。この時間になると、観客が自由に入場できるようになります。
同じタイミングでグッズショップやフードコーナーも開店するため、観戦前の準備時間としても重要です。
試合開始が近づくと、選手のウォーミングアップや応援演出なども始まります。
選手入場|試合開始40分前
Bリーグはエンタメ性の高い演出も魅力。選手入場の際も会場が暗転し、音楽と光の演出にのせて選手たちが入場してきます。
入場時にルーティンがある選手もいるので、そこに注目するのも面白いかもしれません。
試合開始直前には、ロスターやスターティングメンバーの紹介もあります。
試合開始
コートの中心でジャンプボールをして試合開始です。
観客やブースターによる熱い声援は、選手たちにもしっかりと届いています。ハリセンなどの応援グッズを使ったり、選手や他のブースターへのリスペクトを忘れずに応援することで、バスケットボール観戦は何倍も楽しくなることでしょう。
試合は4クォーター制で進行し、途中でインターバルやハーフタイムが入ります。ハーフタイムにはエンタメ演出やチアパフォーマンスが行われることもあり、会場の雰囲気も大いに盛り上がります。
観戦マナーやルールを守ったうえで楽しみましょう。
試合終了|試合開始から約2時間後
試合が終わったら、本日のスコアをチェックしましょう。
そして、勝敗にかかわらず、両チームの選手にあたたかい拍手をおくってください。
勝利インタビュー、セレモニー|試合開始から約2時間15分後
試合終了後は、選手による挨拶やセレモニーが設けられるケースがあります。
人気選手がインタビューに答える場面や、応援団の締めのエールが見られるチャンスです。
余韻を楽しむ時間として、試合後も少し余裕を持っておくとよいでしょう。
【目的別】試合開始のどのくらい前に会場に到着すべき?

初めてバスケットボール観戦をする際に、多くの方が悩むのは「試合開始のどのくらい前に会場に到着すべきか」ではないでしょうか?
ここでは、Bリーグを例に挙げて会場到着時間の目安を解説します。
快適に観戦したい|試合開始の1時間前
快適に観戦したいのであれば、試合開始の1時間前に到着するのがベストです。
試合開始の1時間前に到着すると、混雑を避けながら会場に入ることができるでしょう。
座席確認や飲食の準備も余裕を持って行えます。
グルメやイベントも楽しみたい|試合開始2時間前
試合観戦はもちろん、スタジアムグルメやイベントも楽しみたいのであれば、試合開始2時間前に到着するといいでしょう。
Bリーグでは、試合開始前にさまざまな演出が行われることがあります。たとえば、選手紹介の演出やファン参加型のイベント、記念グッズ配布などです。
このような企画も楽しみたい場合は、試合開始の2時間前には会場入りしておくと余裕が持てます。
アクセスや会場の規模によって調整しよう
到着時間の目標を立てるときは、最寄り駅からの所要時間や会場となる場所の大きさも考慮しておきましょう。
大規模アリーナでの試合や人気チーム同士の対戦では、会場周辺の混雑や入場列が長くなることも少なくありません。
特に公共交通機関を使う場合は最寄駅からの移動時間も考慮して、できるだけ早めの行動を心がけましょう。
バスケの観戦時間をもっと快適にするコツ

無計画でバスケットボール観戦に行くと、準備不足で時間を無駄にする可能性があります。
ここでは、バスケットボール観戦が快適になる時間の使い方を3つ解説します。
事前準備をしっかり行う
チケットのQRコード確認、座席のチェック、持ち物の確認など、事前準備をしておくと当日の行動がスムーズになります。
また、バスケの試合会場は屋内ですが、待機や移動なども加味して、天気や気候にあわせた羽織り物なども用意しておくと安心です。
遠方から来場する場合は、移動時間も考慮する必要があります。少し余裕をもってスケジュールを組みましょう。
飲食や休憩を計画的に
会場内にはフード販売ブースやキッチンカーが出店していますが、試合直前やハーフタイム中は混雑する可能性が高いです。
試合開始前など早めの購入やハーフタイムとずらして休憩のタイミングを計画しておくと、当日になって焦らずに楽しめます。
アリーナ内は比較的涼しいとはいえ、夏場の観戦は飲み物をこまめに補給するように心がけてください。
帰りの混雑対策も忘れずに
試合終了後は、アリーナに集まった数千人の観客が一斉に帰路につくため、交通機関や駐車場が混雑します。
混雑を避けるために少し時間をずらして会場を出る、近くで軽く食事を済ませてから帰るなど、試合後の時間の使い方を工夫をすることをおすすめします。
少し時間をおいたり食事をして帰ることで、同伴者と今日の試合を振り返ったり、感想を言い合ったりもできるでしょう。もし同伴者がいるのであれば、急いで帰ろうとしないほうがいいかもしれません。
バスケットボール観戦の時間に関するよくある質問

最後に、バスケットボール観戦の時間に関するよくある質問に回答します。
Q1. バスケットボールの試合は何時に終わるか事前に分かるものですか?
A.確実な時間は分かりませんが、ある程度の目処を立てることはできます。
繰り返しになりますが、Bリーグの試合時間は1時間半〜2時間程度です。
試合開始時間から計算すると、おおよその試合終了時間が予測できます。
ただし、終了時間は試合の展開によって前後するので、それも考慮しておくのを忘れないでくださいね。
Q2. バスケの試合は途中入場できますか?
A.はい。バスケットボールの試合は基本的に途中入場が可能です。
ただし、会場によってルールが異なるため、各会場やクラブの公式サイトなどでご確認ください。
また、状況によって入場を制限される可能性もあります。かならずスタッフの案内に従いましょう。
Q3. トイレや売店に行くのに最適なタイミングはいつ?
A.ハーフタイムと各クォーターの間のインターバルが最適なタイミングです。
ただし、ハーフタイム中は売店もトイレも混み合います。
必要なものは試合開始前に購入しておき、離席する回数は最低限にしておきましょう。
バスケ観戦は時間に余裕をもたせて楽しもう
バスケットボール観戦は、単なるスポーツ観戦にとどまらず、エンターテインメント性の高いイベントです。
試合そのものは約1時間半〜2時間程度ですが、イベントや演出も楽しむなら3時間半程度は見ておいたほうがよいでしょう。
初めての方もリピーターの方も、上手に時間を使うことで観戦の満足度は大きく変わります。ぜひ余裕を持ってバスケットボールの魅力を満喫してください。
また、ENSPORTS fanではバスケットボールの基本ルールや観戦マナーについての記事も公開中。観戦する前に、そちらもあわせてチェックしてみてください。