野球観戦を計画する場合は、どのくらい時間がかかるのか把握しておくことが重要です。タイムスケジュールを立てるために、目安をチェックしておきましょう。 本記事では、野球観戦にかかる時間の目安と基本的な流れを紹介します。野球場に到着すべき時間や試合開始前までの楽しみ方、時間を有効活用するコツとあわせてまとめました。

野球の試合観戦にかかる時間とは

野球の試合時間に関する基礎知識を紹介します。観戦時間を把握するために、チェックしておきましょう。

野球は試合時間が決まっていない

他のスポーツと違って、野球の試合時間には決まりがありません。先攻と後攻のチームが交互に攻撃と守備を9イニング繰り返し、9回終了時に点数が多いほうを勝ちとして試合終了です。

9回で勝敗が決まらないときは延長戦をおこないます。日本プロ野球では、12回を限度に点差がついた時点で勝敗が決定(12回制)。12回で決着がつかない場合は、引き分けになります。

プロ野球の平均的な試合時間は3時間

2024年における9イニングで終わった試合の平均時間は、3時間2分です。試合開始から終了までの目安は3時間ほど。延長線に突入すればさらに試合時間は長くなります。

試合時間の最短は、1946年の大阪タイガース対パシフィックの55分です。また、最長は1992年9月11日の阪神対ヤクルトで、試合時間は6時間26分の長丁場でした。

3時間はあくまで目安なので、長くなることを想定しておくのがおすすめです。

野球観戦の基本的な流れ

野球観戦の基本的な流れを一覧にまとめました。それぞれの概要と時間の目安とあわせて紹介します。

基本の流れ概要
開場試合開始2時間前
試合前練習試合開始1時間前
スタメン発表試合開始30分前
試合開始試合のスタート
休憩5回裏終了後にグラウンドの整備
試合終了試合が終了
ヒーローインタビュー勝利したチームの選手にインタビュー

デイゲームとナイターそれぞれの開場時間は野球場によって異なります。イニング間や試合終了後などにイベントを実施することもあるので、公式サイトで確認しておきましょう。

野球観戦のとき野球場に到着すべき時間の目安

野球で試合観戦をする場合は、何時までに到着すべきなのでしょうか。複数のケースにわけて、時間の目安を解説します。

試合開始前1時間までがおすすめ

売店でのグッズ購入やグルメを楽しみたいなら、早めに入場しましょう。最低でも1時間前に入場しておけば、余裕をもって行動できるはず。イベントやスタメン発表なども楽しめるので、おすすめの入場時間です。

指定席なら早く入場する必要はない

席が決まっている指定席なら、当日に確保する必要はありません。グッズ購入やグルメなど試合以外の目的がない場合は、そこまで早く入場しなくてもOKです。

ただし、試合開始直前は混むため、入場するまでに時間がかかります。試合開始に間に合わなくなる可能性があるので、30分前までには入場しておきましょう。

自由席なら早めに入場して席を確保する

リーズナブルな料金の自由席ですが、席の確保は早いものがちです。入場が遅くなると、見やすい席には座れません。立ち見になったり、同行者と一緒に座れなかったりする可能性があります。

自由席を選んだ場合は、早く入場して席を確保しなければいけません。確実に同行者と座りたいなら、指定席を取ることを検討してください。

野球観戦で試合開始前までの時間の楽しみ方

野球場では、試合観戦以外でもさまざまな楽しみ方ができます。充実した1日にするために、試合開始前に何をするか予定を立てておきましょう。

グッズショップ

野球場のグッズショップでは、ユニフォームや応援グッズの購入が可能です。試合観戦で着用したり使ったりすると、さらに雰囲気を盛り上げることができます。球団独自のユニークなグッズやデザイン性に優れたグッズは多彩なので、見て回るだけでも楽しいはずです。

コンコースグルメ

その野球場でしか食べられない名物グルメは、野球観戦の醍醐味の一つです。複数の店舗があり、食事からデザートまでさまざまなメニューが楽しめます。期間限定メニューや選手がプロデュースしたメニューもあるので、ぜひ味わってみてください。

イベントやアクテビティ

ファンが楽しめるさまざまなイベントを実施しています。独自のアクティビティを備えた野球場もあるので、特別な体験ができるはずです。イベントスケジュールやアクティビティの内容を、球団の公式サイトで確認しておきましょう。

野球観戦で時間を有効活用するコツ

野球観戦で時間を有効活用するためにはコツが必要です。知って得する7つのコツをまとめました。

トイレや休憩のタイミングは5回終了時がおすすめ

プロ野球の試合は長時間になるので、途中でトイレにいきたくなることもあります。試合から目を離さずに観戦したいなら、グラウンド整備が入る5回裏終了のタイミングがおすすめです。

ただし、5回裏終了のときはトイレに人が集中して混む可能性があります。気軽にトイレにいきたい場合は、移動しやすい通路側の席を指定席でとりましょう。

公式サイトでマップを確認する

野球場の公式サイトではマップを確認できます。スムーズに移動できるように、入場ゲートや座席の位置、トイレ、いきたい店舗などの場所を確認しておきましょう。

スマートフォンでマップを表示できるようにしておけば、すぐに確認できます。

目的のグルメやショップを決めておく

目的のグルメやショップを決めておけばスムーズに回れます。購入したいものや店舗の位置を、公式サイトで確認しておくのがポイントです。

人気のグルメは並ぶことがあるので注意。売り切れる可能性もあるため、なるべく早く購入するようにしましょう。

グッズはオンラインショップを検討する

グッズは公式のオンラインショップで購入できます。当日にグッズショップで購入する必要がなく、ユニフォームなども着用していけるのが魅力です。

ただし、送料が必要だったり届くまでに時間がかかったりするので、確認したうえで購入してください。

支払いはキャッシュレス決済がスムーズ

店舗での支払いは、現金よりもキャッシュレス決済のほうがスムーズです。野球場によっては、完全キャッシュレス化によって現金が使えないことも。対応している支払い方法はそれぞれ異なるので、公式サイトで調べておくと安心です。

服装や持ち物は移動のしやすさを意識する

野球場では歩く機会が多く、段差などもたくさんあります。スムーズに移動するために、動きやすい服装と歩きやすい靴を選ぶことが重要です。

ハンズフリーのバッグを用意して荷物をコンパクトにまとめておけば、移動中や観戦中にも邪魔になりません。

試合をいつ予約するかも重要になる

イベントの内容は日によって異なるので、内容をチェックしておきましょう。ユニフォーム配布デーなど、人気の高いイベントも多く開催されています。

休日はイベントが多い一方で、満員になりやすく混雑する傾向があるので注意。ゆったりと楽しみたいなら、イベントのない平日を選ぶのも選択肢の一つです。

野球観戦にかかる時間の目安を把握しておこう

野球の試合にかかる時間の目安は3時間です。これはあくまで試合だけの時間なので、観戦の基本的な流れを把握したうえでタイムスケジュールを立てる必要があります。

グッズ購入やグルメを楽しみたいなら、試合開始の1時間前には入場しておきましょう。マップを確認する、キャッシュレス決済を活用するなど、時間を有効活用するためのコツもぜひ実践してみてください。