セリエAとは?

セリエAは、イタリアのプロサッカーリーグのトップディビジョン(第1部)です。
国内ではセリエA エニライブ(Serie A enilive)、国外ではセリエA メイド・イン・イタリー(Serie A Made in Italy)の名称が用いられます。
セリエAは、欧州5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、リーグ・アン、セリエA)の1つです。
戦術的なプレースタイルや名門クラブの存在によって、世界的にも高い評価を受けています。
セリエAの基礎知識

セリエAの名称を聞いたことがあっても、詳細は分からない方は多いかもしれません。ここでは、セリエAの歴史や仕組みなどを解説します。
セリエAの歴史
セリエAは1898年に創設され、1929年にイタリアの全国リーグとなりました。
セリエAでは、1950年代から1990年代前半まで三階建て構造が確立されていました。
ユヴェントス、ミラン、インテルのビッグ3に加え、ローマやフィオレンティーナなどの中堅クラブが絡む構造です。
次いで、地方都市のクラブが絡んでくる構図がスタンダードでした。
しかし、1990年代中盤になると、放映権の高騰や外国人選手獲得の自由化により三階建て構造は崩壊します。
ビッグ3に加え、ローマ、フィオレンティーナ、パルマ、ラツィオの7クラブが「セブン・シスターズ」として台頭するようになるのです。
この頃がセリエAの全盛期でした。
2000年代に入るとセリエAは徐々に勢いを失い、暗黒時代を迎えます。
2011年から導入されたFFP(ファイナンシャル・フェアプレー規則)によりミランとインテルは没落、ユベントスは八百長により降格したことが大きく影響しました。
その後ユベントスはセリエAに復帰して1強時代を築きますが、リーグ全体は以前ほどの盛り上がりを取り戻せずにいます。
セリエAの仕組み
セリエAは20クラブで構成され、各クラブはホーム&アウェイ方式で合計38試合を戦います。
勝ち点は勝利=3、引き分け=1、敗北=0です。
リーグ戦の結果に基づいて順位が決定し、上位4チームは翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグへの出場権を獲得します。
18位〜20位はセリエB(2部リーグ)へ自動降格となります。
セリエAは1部リーグのため、昇格はありません。
シーズン終了後に上位2クラブおよび、降格圏をまたぐ2クラブが同勝ち点の場合、プレーオフを行い最終順位を決定します。
それ以外の順位での同勝ち点のクラブは、該当するクラブ間の対戦成績で決定されます。
セリエAの日程
セリエAのシーズンは、通常8月から翌年5月まで行われます。
欧州のプロサッカーリーグは、原則として秋に開始し、春に閉幕する「秋春制」を採用しているためです。
リーグ戦はインターナショナルマッチウィーク(代表戦期間)を考慮しながら進行し、冬季休暇を挟んで後半戦へと続きます。
年末年始には特別なスケジュールが組まれるケースもあります。
セリエAのクラブ・選手
2024-25シーズンのセリエA所属チームは20クラブです。
パルマ、コモ、ヴェネツィアの3クラブがセリエBから昇格しました。
セリアA所属チーム一覧【2024-2025シーズン】
クラブ名 | クラブのある州 | ホームタウン |
---|---|---|
ユヴェントス | ピエモンテ州 | トリノ |
トリノ | ピエモンテ州 | トリノ |
カリアリ | サルデーニャ州 | カリアリ |
ジェノア | リグーリア州 | ジェノヴァ |
アタランタ | ロンバルディア州 | ベルガモ |
ミラン | ロンバルディア州 | ミラノ |
インテル | ロンバルディア州 | ミラノ |
モンツァ | ロンバルディア州 | モンツァ |
コモ | ロンバルディア州 | コモ |
レッチェ | プッリャ州 | レッチェ |
ナポリ | カンパニア州 | ナポリ |
ラツィオ | ラツィオ州 | ローマ |
ローマ | ラツィオ州 | ローマ |
エンポリ | トスカーナ州 | エンポリ |
フィオレンティーナ | トスカーナ州 | フィレンツェ |
パルマ | エミリア=ロマーニャ州 | パルマ |
ボローニャ | エミリア=ロマーニャ州 | ボローニャ |
ウディネーゼ | フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州 | ウーディネ |
ヴェネツィア | ヴェネト州 | ヴェネツィア |
ヴェローナ | ヴェネト州 | ヴェローナ |
セリエAには長い歴史を持つ名門クラブが多数存在します。
特にかつて「ビッグ3」と呼ばれたユヴェントス、ACミラン、インテルは国内外で非常に人気が高く、多くのタイトルを獲得しています。
最多優勝回数を誇るクラブは、ユヴェントス(優勝回数36回)です。
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手もかつてユヴェントスに所属していました。
クリスティアーノ・ロナウド選手を始め、セリエAは多くのスター選手が活躍してきたリーグでもあります。
1980年代から1990年代にかけてのセリエAの黄金期には、ディエゴ・マラドーナ氏がナポリを優勝に導きました。
セリエAの魅力とは

セリエAの魅力をご紹介します。
ぜひ、これからご紹介する見どころに注目して観戦してみてください。
歴史と伝統ある名門クラブの存在
セリエAは1898年に創設された、長い歴史を持つリーグ。数多くの名門クラブが存在し、特にユベントス、ACミラン、インテルなどは世界的に有名です。
これらのクラブはコッパ・イタリアやUEFAチャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得しており、サッカーの歴史に名を刻んでいます。
戦術的な魅力
セリエAは、戦術的なプレースタイルが特徴です。攻守のバランスが取れた試合展開が多く、特に守備の堅実さが際立っています。
試合はしばしば1-0のスコアで決まることが多く、試合観戦では緊張感のある展開が楽しめるでしょう。
このような戦術的な駆け引きで、サッカーの本質を感じさせてくれるのが、セリエAです。
スーパースター選手たちの存在
セリエAには、世界的なスーパースター選手が多く在籍しています。
クリスティアーノ・ロナウドやジャンルイジ・ブッフォンなど、名選手たちのプレーは圧巻。
彼らのプレーを間近で観ることができるのも、セリエAの大きな魅力の一つです。
熱狂的なファン文化
セリエAの試合は、熱狂的なサポーターの盛り上がりも有名です。
スタジアムは常に熱気に包まれ、サポーターたちの応援は試合の雰囲気を一層高めます。
特にミラノダービーやローマダービーなどの大一番では、サポーターの情熱が試合を特別なものにします。
日本人選手の活躍
セリエAの全盛期には、多くの日本人選手がセリエAへの移籍を夢見ていました。
2024-25シーズン、セリエAでプレーする日本人選手は鈴木彩艶選手(パルマ)のみです。
過去には、中田英寿氏や長友佑都氏などのスター選手もセリエAでプレーしていました。
特に中田英寿氏は、セリエAで活躍した代表的な日本人選手の1人。1998年フランスW杯での活躍が評価され、1998年にペルージャへと移籍し、複数チームを渡り歩きながら7年間をイタリアで過ごしました。
日本でも観戦・視聴しやすい
セリエAの試合は、テレビやインターネットのストリーミングサービスを通じて視聴することが可能です。
2024-25の放映権は日本ではDAZNが保有しており、視聴できる配信サービスは次のとおりです。
- DAZN
- DMM×DAZNホーダイ
- DAZN for docomo
- Amazon Prime Video(DAZNチャンネル)
- ABEMA de DAZN
DAZNでは、セリエAの試合を毎節最大で10試合ライブ配信しています。
また、イタリア現地で観戦する場合のチケットの入手方法は、基本的には公式サイト、チケットサイト、旅行代理店の3つです。観戦ツアーも開催されていますので、現地観戦される際はぜひチェックしてみてください。
セリエAで世界トップクラスの戦いを見届けよう!
セリエAは欧州5大リーグのひとつで、多くの名門クラブがしのぎを削る舞台です。
戦術的なプレースタイルやスター選手たちの活躍が見どころとなっており、サッカーファンなら一度は注目すべきリーグです。
全盛期ほどの人気はないものの、世界トップクラスの戦いを楽しめることは間違いありません。
近年では日本人選手の存在感も増しており、彼らの活躍にも期待が高まります。みてください。
ぜひ世界トップクラスの戦いを見届けましょう。