野球観戦の座席の種類:ホームとビジター

野球観戦で席を選ぶ場合、ホームとビジターから選択する必要があります。言葉の意味について、確認しておきましょう。
ホーム|本拠地のチーム
ホームは、その野球場を本拠地とするチームのエリアです。本拠地のチームを応援する場合は、ホームファンになります。
一般的に一塁側(ライト側)がホームの席ですが、野球場によっては反対側なので確認が必要です。
ビジター|相手のチーム
ビジターの意味は訪問者で、本拠地ではないチームのエリアを指します。本拠地ではないチームを応援する場合はビジターファンです。
一般的に三塁側(レフト側)がビジターの席ですが、野球場によっては反対側になります。
野球場の座席の種類:スタンドの位置

野球場では、スタンドの位置によって席の種類が分かれます。どのような特徴があるのか、くわしくチェックしておきましょう。
内野席|プレーをじっくり楽しめる
内野席は内野側(一塁・三塁側)に設けられた席です。
野球は試合の多くが内野で展開されるため、選手を近い距離で観戦できます。投手や打者のプレーをじっくり楽しめるのがメリットです。
基本的に立ち見はNGなので、ゆっくりと座って応援したい場合に向いています。ただし、野球場によっては内野席の一部が応援席になっているため、あらかじめチェックしておきましょう。
外野席|応援団と一緒に応援できる
外野席(応援席)は、内野席の反対側にある外野側(ライト側・レフト側)に設けられた席です。応援団がいて、一緒に応援ができるようになっています。応援歌がよくわからない場合でも、応援団のリードに従えば問題ありません。
熱狂的なファンが集まる場所で、相手チームの応援グッズの使用・着用は避けるなど、独自のルールもあります。そのため、野球観戦初心者にはあまり向いていない席かもしれません。ドリンクホルダーがない席も多いので、チケット購入時に確認しておきましょう。
バックネット裏|キャッチャー目線を体感できる
バックネット裏とは、その名のとおりホームベースの後ろ、バックネットの後ろ側に設けられた座席のこと。ピッチャーの投球を真正面から見ることができるため、キャッチャーの目線を体感できる席です。
また。バックネット裏は、野球場全体が見渡せて監督や選手の表情まで確認できる点もポイント。外野席や内野席より高額な傾向があり、一部の野球場では特別なクッションシートを用意している場合もあります。
野球場の座席の種類:自由席と指定席

自由席と指定席の違いについてまとめました。席を選ぶときの基礎知識として解説します。
自由席|出費を抑えて楽しめる
自由席は、決められたエリアの中で席を選べます。他の席が空いていれば移動も可能です。
試合によっては席がとれず、立ち見になる可能性があるので注意しましょう。入場順に座ることになるため、見やすい席や同行者と並んだ席を確保したいなら早めの入場したほうがいいかもしれません。
席を離れる場合は、盗まれる心配がない持ち物を置いて席を確保しておきましょう。指定席と比較するとチケット代も安いため、出費を抑えて野球観戦をしたい方におすすめです。
指定席|確実に座って観戦できる
指定席とは、チケット購入時に座席が決まっている席です。早く入場して席を確保する必要がなく、2枚購入しおけば、確実に同行者と一緒に座れます。
トイレなどで席を離れるときも席取りは必要ありませんが、座席の移動はできません。野球場によっては、年間指定席(シーズンシート)やボックス席など、通常の指定席より観戦環境の整った指定席を用意していることもあります。
野球場の座席の種類:その他

野球観戦には、上記で紹介した以外にもさまざまな席があります。概要とどのような人におすすめなのか解説するので、ぜひ参考にしてください。
立ち見席|移動しながら観戦できる
立ち見席は、その名のとおり立って観戦するための席。試合終了までの長時間立つことになるため疲れやすいのですが、そのぶん移動もしやすいメリットもあります。
もっともリーズナブルな席なので、費用を抑えて野球観戦をしたい人、球場のさまざまな角度から試合を楽しみたい人におすすめです。
クッションシート|くつろぎながら観戦できる
クッションシートは、座面や背もたれなどにクッションがついた席です。長時間座っても疲れないため、ゆったりくつろぎながら野球観戦がしたい人に向いています。
タイプが違うクッションシートを複数用意している野球場もあるので、恋人や家族とのんびり野球を楽しみたい人は、チケット購入時にぜひチェックしてみてください。
テーブル付き席|ピクニック感覚も楽しめる
テーブル付き席は、スタジアムグルメを楽しみながら野球観戦がしやすい席です。テーブル付きといってもカウンタータイプやボックスタイプなどがあり、利用可能な人数もそれぞれ異なります。
同じ野球場で複数のテーブル席シートを用意していたり、スタジアムグルメをテーブルオーダーできる席などもあるので、ぜひ公式サイトで確認してみてください。スタジアムグルメも試合も楽しみたい人、グループや家族でワイワイ観戦したい人、におすすめです。
芝生席|ピクニック感覚で楽しみたい人におすすめ
芝生席は、スタンドに芝生が敷かれているエリアで、好きな場所に座って観戦できます。
芝生席で観戦するなら、レジャーシートなど敷物を用意するといいでしょう。西武ドームなど芝生席が人工芝の場合は、レジャーシートでは滑ってしまうため、布製のピクニックマットのほうがいいかもしれません。こちらも事前に確認しておきましょう。
また、球場によってはレジャーシート付きチケットが用意されている場合もあります。
ピクニックのように楽しめるので、小さな子どもがいる家族におすすめです。
オリジナルシート席を用意していることも
その野球場にしかない、オリジナルシートが用意されていることがあります。
高価なオリジナルシートには、限定の食事など特別な特典がつくことも。人気が高くすぐに売り切れるので、早めに購入しましょう。
その野球場でしかできない、特別な体験をしたい人におすすめです。
観戦スタイル別野球観戦の座席ガイド

野球観戦のときは、自分のニーズにあった席を選ぶことが重要です。選び方のポイントをご紹介します。
野球観戦初心者|内野指定席がおすすめ
野球観戦初心者には内野の指定席がおすすめです。指定席は席取りの必要がなく、同行者がいても並んで観戦できます。内野席は自分のペースで応援できるので、応援歌などを覚える必要はありません。
ホームとビジターは、応援するチーム側を選びます。もし応援するチームがないなどの理由で迷ったときは、ホーム側の内野指定席を選択しましょう。
選手を近くでみたい人|ベンチ付近、一塁側・三塁側の前列
選手の表情や動きを間近で見たいのであれば、ベンチ近くの前方席をおすすめします。
内野の1列目〜5列目などは臨場感が抜群ですが、この位置はネット越しにであることが多いため、視界に影響が出る点も理解しておきましょう。
前々からこの視界への影響が問題になっており、エスコンフィールドHOKKAIDOなどでは、視界の妨げになりにくいネットが採用する対応もとられています。
全力応援したい人|外野席・応援団の近く
応援歌をうたったりタオルを回したり、ほかの観客の方々との一体感を楽しみたいなら、ホーム側の外野席がおすすめ。
チームカラーで染まるスタンドと一体化して応援する体験は、一度知ってしまうと観戦初心者でもやみつきになるかもしれません。
家族・カップルで観戦したい人|テラス席、ボックス席、通路の近く
子ども連れやデート観戦には、テラス席やボックス席がおすすめです。
テラス席やボックス席は周囲を気にせず移動がしやすいため、安心して観戦に集中できます。
ゆったり座れる設計ですので、疲れにくいのもポイント。野球場はスタジアム内を移動するだけでも大変ですので、その疲れを癒やすのにも最適です。
野球観戦の座席選びで失敗しないポイント

公式サイトで席の位置を確認する
野球場の公式サイトには座席図が載っています。購入を検討している席の位置をチェックしておきましょう。席の写真があれば、席からの見え方や日差しの入り方、ドリンクホルダーの有無が確認できます。
また、一部の野球場では、1階席だけではなく2階席もあるので違いを確認してください。グラウンドまでが遠い2階席は、料金は安い傾向があります。選手からは遠くなりますが、全体を見渡すことができる席です。
見やすさと値段を考慮する
基本的に、見やすい席ほど高額になる傾向があります。安さだけを重視すると、試合が観戦しにくくなるので注意しましょう。
席のランクはS・A・Bなどアルファベットで確認できます。値段と見やすさのバランスを考慮したうえで、自分のニーズにあった席を選択してください。
売店やトイレへのアクセスを確認する
野球場で席に座ったあと、トイレや飲食物を購入できる売店に移動することもあります。席からアクセスしやすいか、公式サイトのマップで確認しておくことが重要です。
試合中トイレにいくときは、他のファンの前を通らなくてはいけません。小さなお子さん連れだったりトイレが近かったりする場合は、通路側の席をとるのがおすすめです。
目的にあった席を選んで野球観戦を楽しもう
野球場にはさまざまな席があり、それぞれ値段や見え方が異なります。スタンドの位置や自由席・指定席、ホーム・ビジターなど、種類を確認しておくことが重要です。
それぞれの特徴をチェックして、自分のニーズにあった席を選びましょう。公式サイトで席の位置を確認する、見やすさと値段を考慮するなど、紹介した選び方のコツをぜひ参考にしてください。
ENSPORTS fanでは、野球観戦をたくさんの方々に楽しんでいただくために、観戦マナーや観戦初心者のためのルール解説記事なども公開中。そちらぜひチェックしてみてください。