ポイントガードとは

ポイントガードとはチームの司令塔で、ゲームコントロールをする役割のポジションです。

別名「1番」とも呼ばれており、PGと英語で表されることもあります。

主にバックコートからフロントコートへボールを運んだり、味方に指示を出したり、動きを見てパスを出したりするプレーがメイン。

このような役割から、「コート上の監督」とも言われており、判断力はもちろん、バスケットボールIQの高さも求められています。

ポイントガードに身長は関係ある?

ポイントガードは身長があまり関係のないポジションではありますが、身長の小さな選手が務めることが多いポジションです。

身長が大きいからといってポイントガードになれないわけではありません。しかしチームの中で身長が大きいとなると、パワーフォワードやセンターに起用されやすい傾向はあります。

ポイントガードの動きと役割

ポイントガードに与えられる役割は、大きく分けると3つになります。

  • ゲームコントロールをする
  • フロントコートへボールを運ぶ
  • 相手の速攻を止める

ポイントガードは指示を出したり、ドリブルで攻めたりとアグレッシブなプレースタイルが求められています。

ゲームコントロールをする役割

繰り返しになりますが、ポイントガードはチームの司令塔として、試合をコントロールする役割を担っています。周りの動きを見ながらパスを出したり、時には自分でシュートへ向かったりと状況判断をしながらプレーする重要なポジションです。

ポイントガードには周りを活かすサポートに加え、自分が攻めるタイミングなども判断して動くような役割が求められています。

フロントコートへボールを運ぶ

ポイントガードのみならず、アウトサイドの選手は、フロントコートへボールを運ぶ役割を担っています。「ボール運び」とも言いますが、この中心になるポジションが、ポイントガードです。

フロントコートへボールが運べないと、シュートにいけず得点にも繋がらないため、ポイントガードのドリブルスキルやパスセンスが問われます。

「ここにパスしたらディフェンスはこう動く」「ドリブルしたらここにいるディフェンスが寄ってくる」など、予測と状況判断をしながらフロントコートへボールを運ぶ役割を担っています。

相手の速攻を止める

ポイントガードは他のポジションに比べて、頻繁にはリバウンドへ参加しないポジション。

リバウンドへ参加しないのは、身長が小さいからという理由ではなく、「相手の速攻を止める」という重要な役割があるからです。この役割を「セーフティ」と呼びます。

セーフティがいない状態だと相手に速攻を決められやすいため、原則としてガードはセーフティポジションにいることが求められています。

バスケのポイントガードに必要な能力

前章でもあったように、ポイントガードには試合をコントロールする役割を任されています。そんなポイントガードに必要とされる能力は以下の通りです。

  • 冷静な判断力
  • リーダーシップ
  • ドリブルやパス、シュートなどの基礎能力

ここからは、ポイントガードが試合をコントロールするために必要な能力を解説していきます。

冷静な判断力

ポイントガードは「コート上の監督」と言われることもある通り、常に冷静でなければなりません。

冷静な判断力を身につけておくことで、苦しい状況で試合を立て直すことも可能。接戦となるとチームメイトは焦りからミスも起こしやすくなりますが、冷静な判断ができると、そのシチュエーションにあった正しいプレーを指示できます。

そういった場面でチーム状況を変えるためにも、冷静に判断できる能力が必要なポジションです。

リーダーシップ

ポイントガードに必要な能力として、リーダーシップも挙げられます。

ポイントガードは仲間に対して指示を出すことが多いポジションのため、指示待ち状態では、ポイントガードとしての役割を果たせません。仲間の良いプレーが出たときやミスをしたときに声を掛けたり、攻める気持ちをプレーで見せたりするなどのアグレッシブさも必要です。

ポイントガードがキャプテンを務めるチームが多い傾向にあることには、このリーダーシップが関わっています。

ドリブルやパス、シュートなどの基礎能力

どのポジションでも「ドリブル・パス・シュート」などの基礎スキルが必要ですが、ポイントガードは特にそれらのスキルを磨き上げる必要があります。

ドリブルはボール運びの際にディフェンスを抜いたり、1on1にも有効なスキル。さらに正確なパスを出せるようになると、味方がシュートへ向かいやすくなるということにも繋がります。

誰よりも基礎スキルを磨き、チームに貢献できる動きができる能力が求められています。

バスケのポイントガードの有名プレイヤー

ここからは日本やNBA、漫画に出てくるポイントガードの有名プレイヤーを紹介します。

日本人選手 五十嵐圭(群馬クレインサンダーズ)

日本人の有名ポイントガードといえば、群馬クレインサンダーズに所属する五十嵐圭選手。180cmと長身ながらスピードが持ち味で、キレのあるドライブを武器にしているのが特徴です。

さらに2006年にはバスケットボール男子日本代表、NBLやB.LEAGUEオールスターにも選ばれています。

NBA選手 ステファン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)

NBAで有名ポイントガードといえば、「ゴールデンステート・ウォリアーズ」に所属するステファン・カリー選手。圧倒的なシュートセンスを武器にしており、シューター型スコアラーとも呼ばれているポイントガードです。

2022年のNBAオールスターゲームでは、1試合50得点をマークし、MVPに初選出されています。

漫画の選手 宮城リョータ(スラムダンク/湘北高校)

漫画で人気の有名プレイヤーといえば、スラムダンクの湘北高校に在籍する、宮城リョータ選手。速攻を中心としたゲームメイクで、高い運動能力とテクニックを武器としています。

作中の山王戦ではゲームの流れや相手の心理状況を判断し、チームを支えたポイントガードです。

ポイントガードの関連ポジションを解説

コンボガード

コンボガードとは、ポイントガードとシューティングガードを兼任する選手のことを指します。ポイントガードのゲームメイクする能力とパスセンス、シューティングガードのシュート力が必要不可欠なポジション。

こういった基礎的なスキルが身についている、総合力の高い選手が務めるポジションとも言えます。

ポイントフォワード

ポイントフォワードとは、フォワードポジションにいながらポイントガードの役割もこなせす選手のことを指しています。

自身で得点を取りながらも、ゲームメイクする能力が求められるポジション。ゲーム状況を判断しながらも自ら得点を取る、マルチなプレースタイルが特徴です。

ポイントガードはチームの司令塔である

バスケのポイントガードには司令塔のような役割が求められています。試合運びをコントロールするために状況判断能力が高くなければなりませんし、もちろんスピードも、またここぞというときにはシュート力も求められます。

ポイントガードが自ら得点を取る機会は多くありませんが、常にボールが集まりますから、試合中の存在感が大きいポジションです。

観戦するときは、ぜひポイントガードの役割や能力にも注目してみて下さいね。