バレーボール観戦中は拍手や立ち上がっての応援もあり、動きやすさや周囲への配慮が重要です。さらに、応援するチームのカラーを取り入れると気分も盛り上がります。本記事では、初めてのバレーボール観戦でも安心できる服装の選び方を、靴や季節ごとのポイントも交えて解説します。

バレーボール観戦の服装に決まりはない

バレーボール観戦の服装に厳格なルールはありません。ですが、快適に楽しむための工夫は必要です。

長時間座って観ること、周囲に多くの人がいること、拍手や応援で体を動かすことを考えると、動きやすく清潔感のある服装が理想です。

明確な禁止ルールはありませんが、周囲への配慮が欠ける服装は避けるよう心がけましょう。

たとえば、観客の視界を遮る大きな帽子、動くたびに音が出る装飾付きの服などです。

観戦マナーとして派手すぎる、露出の多すぎる格好も避けたほうがよいでしょう。

バレーボール観戦におすすめの服装

屋内スポーツであるバレーボール観戦では、気温差や動きやすさを意識した服装選びが重要です。

ここでは、バレーボール観戦におすすめのスタイルを紹介します。

動きやすく快適な服装

バレーボール観戦において、基本となるのは動きやすく快適な服装です。

試合中は拍手や立ち上がっての応援など、意外と体を動かす機会があります。

そのため、動きやすく、通気性のよい服装が適しています。

バレーボール観戦におすすめのアイテムは次のとおりです。

  • Tシャツ、スウェット、カットソーなどの軽装
  • 伸縮性のあるパンツやデニム
  • カーディガンやパーカーなど温度調整がしやすい上着

とくにアリーナ席は熱気がこもることが多いため、体温調整できる服装がベストです。

一方、スタンド席など空調が直接あたる場所では肌寒く感じることもあります。脱ぎ着しやすい重ね着スタイルを意識しましょう。

締めつけの少ない服装

バレーボール観戦では、締めつけの少ない服装がおすすめです。

観戦時間は2時間以上になることが多く、長時間同じ姿勢で座ることも珍しくありません。

そのため、ウエストゴムのパンツやストレッチ素材のスカートなど、長時間座っても疲れにくい服を選ぶと快適です。

また、観戦中は座席が狭く、隣との距離も近い場合があります。

厚手すぎる服や装飾が多い服は動きづらく、他の観客に触れてしまうこともあるため避けたほうがよいでしょう。

応援チームのカラーやTシャツを取り入れる

応援しているチームや選手がいる場合は、チームカラーを服装に取り入れると観戦がさらに楽しくなります。

チーム公式のTシャツやレプリカユニフォームを着て応援すると、一体感が生まれて会場の雰囲気も盛り上がります。

ただし、大きな帽子やフード付きのパーカーは後ろの人の視界を遮ることがあるため注意しましょう。

また、派手な発光素材や音の出る装飾は控えるのがマナーです。

チームカラーをさりげなく取り入れたコーディネートなら、応援ムードを楽しみつつ周囲への配慮もできます。

バレーボール観戦の靴選び

会場までの移動や試合後の混雑を考えると、靴選びも快適さのカギを握ります。

体育館やアリーナでは階段の上り下りも多く、立ち歩くことがあるため、安全で歩きやすい靴を選びましょう。

ヒールやサンダルは控える

バレーボール観戦では、ヒールの高い靴やサンダルは避けたほうがよいでしょう。

会場は床が滑りやすい素材であることも多く、ヒールの高い靴やサンダルは転倒の危険性があるためです。

普段から履き慣れた靴で行くことで、観戦中も移動中もストレスなく過ごせます。

足音が響く靴は控える

屋内の試合会場は音が反響しやすいため、足音がコツコツと響く靴も避けたほうが無難です。

試合中はサーブの瞬間など、会場全体が静まり返る場面があります。

そのようなときに大きな足音を立てて歩くと、選手やほかの観客の集中を妨げてしまう可能性があります。

底が柔らかいゴム素材の靴やスニーカーなら、静かに移動できて安心です。

会場によっては上履きやスリッパを持参

地域の体育館などでは土足禁止の場合があり、さらに一部の大会では入口で靴を脱いで入ることもあります。

土足禁止の場合、上履きやスリッパを持参するのがマナーです。

軽量タイプの携帯スリッパなら、荷物になることもありません。また、上履きやスリッパは冬場の冷たい床対策にもなります。

事前に、会場が土足禁止かどうかなどの情報を確認しておきましょう。

季節ごとの服装・注意点

屋内競技といっても、季節によって気温差や移動時の気候が大きく変わります。

ここでは、季節ごとに快適にバレーボール観戦するための服装ポイントを紹介します。

春(3〜5月)

春は昼夜の気温差が大きい季節です。

会場内はやや暖かいことが多いため、薄手の長袖と軽い羽織ものをおすすめします。

移動中や待機時間はまだ冷えることもあるため、ストールやカーディガンを持っていくと安心。

また、花粉症の季節でもあるため、花粉症の方は外出時のマスクや目薬などがあると快適に過ごせます。

夏(6〜8月)

夏は外が暑くても、会場内は冷房が効いていて意外と冷えます。

そのため、羽織れる上着を1枚持って行くと安心です。

ノースリーブや半袖の場合は、薄手のパーカーやシャツで温度調整をしましょう。

また、汗をかきやすい時期なので、通気性・吸湿性に優れた素材がおすすめです。ハンカチや冷感タオルも忘れずに持っていきましょう。

秋(9〜11月)

秋は気温が安定していますが、朝晩は冷えることもあります。

長袖シャツや薄手のニットに、軽いジャケットやパーカーを重ねると快適に観戦できます。

観戦後の帰り道が冷え込む場合に備えて、軽量のストールを持っていくと安心です。

冬(12〜2月)

冬は会場への移動時がもっとも冷えます。

コートやダウンなど防寒対策をしっかりしつつ、会場内では脱ぎやすい服装を意識しましょう。

会場内は暖房が効いているため、厚手すぎるセーターや重ね着しすぎると汗ばむ可能性があります。

インナーで暖かさを調整し、上着は軽くて持ち運びやすいタイプがおすすめです。

足元の冷え対策として、厚手の靴下やブーツ型スリッパを持参してもよいでしょう。

快適な服装でバレーボール観戦を楽しもう

バレーボール観戦に、服装の決まりはありません。

ただし、動きやすさや周囲への配慮を忘れないことが重要です。

快適に過ごせる服装と靴を選び、季節に合わせた温度調整を意識すると、快適にバレーボール観戦を楽しめます。

応援しているチームや選手がいる方は、チームカラーを取り入れたスタイルに挑戦してもよいでしょう。

今回紹介した服装のポイントを押さえて、バレーボール観戦を思いっきり楽しんでください。

ENSPORTS fanでは、バレーボール観戦をたくさんの方々に楽しんでいただくために、観戦初心者のためのルール解説記事なども公開中。そちらぜひチェックしてみてください。