夏のサッカー観戦は暑さ対策が重要

サッカーの試合は、おもに屋外で行われるため、夏の暑さ対策がとても重要です。
サッカーの試合時間は90分と長く、その間は日差しや暑さにさらされることになります。
厳しい暑さで試合や応援に集中できなくなれば、サッカー観戦を楽しめません。さらに高温や多湿の環境によって、熱中症にかかるリスクがあるため注意が必要です。
熱中症にになってしまうと、めまいや立ちくらみなどでサッカー観戦どころではありません。軽症ならすぐ対処すれば治りますが、重症となると命にかかわります。
暑さ対策グッズを活用することで、暑さも和らぎ熱中症対策にもつながるのです。夏のサッカー観戦には、暑さ対策グッズを準備しておきましょう。
夏のサッカー観戦におすすめの暑さ対策グッズ

夏のサッカー観戦におすすめの暑さ対策グッズをまとめました。
それぞれのメリットや使い方を解説しますので、ぜひ参考になさってください。
うちわや扇子
うちわと扇子は、あおぐだけで涼しさを感じられる暑さ対策グッズ。
うちわは応援グッズになるため、より手軽にとりいれられます。
扇子はコンパクトにたためるため、使わないときは邪魔になりにくく持ち運びも簡単です。
ポータブル扇風機
ポータブル扇風機は、首に掛けたり手に持ちやすい小型のコードレスの扇風機。
手であおがなくても送風できるため、うちわや扇子より高い効果が感じられます。
首掛けタイプのポータブル扇風機なら、応援グッズを持ったままでも使いやすいはずです。商品によって風量や連続使用時間は異なるので、十分に涼しさを感じられて試合中に問題なく使えるものを選びましょう。
チームによっては公式グッズのなかにラインナップされていることも。ぜひ推しグッズの一つとしてチェックしてみてください。
冷感タオル
冷感タオル(クーリングタオル)は、首などに巻くだけで冷たさを感じられるタオルのこと。
濡らしてふるだけで冷たくなる瞬間冷却タイプと、触ると冷感を感じられる接触冷感タイプの2種類があります。
コンパクトにたためるので持ち運びやすく、手軽に使用できるのがメリット。より広範囲を冷やしたいなら、フード付きポンチョタイプやバスタオルタイプがいいでしょう。
なお、うちわやポータブル扇風機でタオルと肌の間に風を送れば、ひんやり感が持続するので併用もおすすめです。
冷却スプレー
冷却スプレーは、吹きかけるだけで体を冷やせる暑さ対策グッズです。
服の上から吹きかけられるタイプなら、サッカー観戦中でも気軽に使用できます。
冷却効果の高いメントール成分配合タイプや、汗対策におすすめな消臭成分配合タイプなど種類が豊富です。
ただし、スタジアムで使用する場合は、周囲にかからないように注意しましょう。
接触冷感のアイテム
肌に触れるだけで冷たさを感じられる接触冷感のアイテムなら、夏の暑さを軽減できます。ウェアやアームカバー、帽子など、接触冷感機能があるものを選びましょう。
また、紫外線をカットすることで疲労感の軽減が期待できます。最後まで好きなチームを元気に応援したいなら、UVカット機能がある接触冷感のアイテムがおすすめです。
保冷バッグ
飲み物を保冷バッグに入れておくことで冷たさが持続します。保冷剤と一緒に使用すれば、より長い時間冷たい状態を維持できるはずです。
コンパクトなタイプは持ち運びやすく、試合の観戦中にも邪魔になりません。保冷剤は体を冷やすときに使えるので、少し多めに入れておくとよいでしょう。
グッズは今すぐできる暑さ対策との併用がおすすめ

暑さ対策グッズとあわせて取り入れると効果的な、暑さ対策&熱中症対策を紹介します。
夏の暑さに負けないために、ぜひ実践してください。
観戦までに体調を整える
サッカー観戦までに体調を整えておき、暑さに負けない強い体を作ります。バランスのよい食事をとり、十分に睡眠をとることが重要です。
できれば初夏から体を動かす習慣を身に付けて、暑さに体を慣らしておきましょう。なお、脱水症状になりやすくなるので、サッカー観戦前日の飲酒はNGです。
衣服を工夫する
麻や綿など通気性のよい生地や、吸水性や速乾性が高い素材がおすすめです。ピッタリした服は中や体の表面に風が通りにくいので、ゆったりした衣服を選択しましょう。
首周りがしまると熱がこもりやすいため、襟元はゆるめておくこと。熱を吸収しやすく熱くなりやすいので、黒色の素材はなるべく避けてください。
日差しをよける
サッカーの観戦中は、なるべく直射日光をあびないように。つばの広い帽子をかぶったりタオルを首にまいたりすることで、日差しを避けられます。体温が上がってきたと感じたら、日陰に移動して休むことも大事です。
水分と塩分をこまめに補給する
サッカーの観戦中は、水分と塩分をこまめに補給します。喉があまり乾いてないときでも飲むように。飲み物は多めに持っていき、たりないなら売店などで購入しましょう。
塩を含むタブレットや飴を用意しておけば、塩分を効率よく補給できます。汗で失われやすいミネラルや塩分を一緒に補給できる、スポーツドリンクもおすすめです。
暑さ対策グッズに関する注意点

暑さ対策グッズの使い方によっては、マナー違反になる可能性も。運営や他のサポーターに迷惑をかけないように、注意点をチェックしておきましょう。
試合中に日傘はさせない
日傘は暑さや日差し対策に有効ですが、試合中にさすことはできません。視界を遮ったりあたったりと、周囲に迷惑をかけてしまいます。
試合中の日差し対策には、タオルや帽子を活用してください。
もし、入場前などスタジアム外で日傘を使いたいのであれば、スタジアムに入ったあと邪魔にならない折りたたみ日傘をおすすめします。
飲み物の持ち込みルールを確認しておく
暑さ対策には飲み物は必須ですが、スタジアムへの持ち込みにはルールがあります。Jリーグではビン・缶類の持ち込みが禁止されており、入口で紙コップに移さなけれいけません。
ペットボトルや保冷効果のあるマイボトルなど、禁止されていない方法で飲み物を持ち込みましょう。
マイボトルの容量などスタジアムごとにルールが定められていることがあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
熱中症かな?と思ったときは……

暑さ対策グッズを使っていても、熱中症を防げないことがあります。めまいやだるさ、高体温など体調不良を感じたときは、以下の対処法をおこないましょう。
- 塩分や水分を補給する
- 日陰や室内など涼しい場所に移動する
- 衣服をゆるめて水をかけたりうちわで扇いだりして体を冷やす
- 首・脇の下・太ももの付け根を冷やす
- 医療機関に相談する・救急車を呼ぶ
対処法を試して症状がよくなったときは、休息をとって様子をみながら自宅に帰宅します。もしも同伴者の意識がなくなったり自力で水を飲めなくなった場合は、ちゅうちょせずに救急車を呼びましょう。
夏のサッカー観戦は暑さ対策グッズを用意しておこう
夏のスタジアムはとても暑いので、暑さ対策や熱中対策が必要です。暑さ対策グッズを取り入れることで、より快適かつ安全にサッカー観戦が楽しめます。
暑さ対策グッズにはさまざまな種類があるので、自分にあったものを選択しましょう。グッズ以外の暑さ対策&熱中症対策の方法や、熱中症かなと思ったときの対処法も確認しておくと安心です。