本記事では、サッカー観戦初心者に向けて、観戦に適した服装と選び方を紹介します。 夏や冬、雨の日に適した服装や注意点、より楽しむための服装とあわせてまとめました。 好きなチームの試合を楽しむためにも、季節や気候にピッタリの服装でスタジアムに向かいましょう。

サッカー観戦に適した服装とは

サッカー観戦に適した服装について、基本的な考え方を解説します。

サッカー観戦を楽しむための基礎知識として、ぜひチェックしてください。

動きやすい服と靴

広いスタジアムを移動したりチームを応援したりと、サッカー観戦ではたくさん体を動かします。体の負担にならないように、動きやすい服装を選びましょう。

”サッカー観戦=ユニフォーム着用”というイメージがあるかもしれませんが、一般常識の範囲の私服でOKです。

また、ショップやスタジアムグルメを求めて階段の上り下りや歩く機会が多くなりがちに。履き慣れたスニーカーなど、歩きやすく疲れにくい靴を選びましょう。

季節や気候にあわせたコーデ

サッカーは屋外観戦がほとんど。ですので暑さ・寒さ対策が重要です。

当日まで天気予報をこまめにチェックして、季節や気候にあわせた観戦ファッションを選択してください。

また、サッカー観戦の所要時間は長時間になるため、季節によっては試合の開始前と開始後では寒暖差が大きくなることも。気温の変化に対応できるように、アウターやストールなど重ね着を取り入れましょう。

サッカー観戦のおすすめコーデ【季節・天候別】

夏|暑さ・日差し対策がポイント

  • 熱がこもらない衣服を選ぶ
  • 暑さ対策アイテムを取り入れる
  • 着替えを用意する

夏のサッカー観戦には熱中症のリスクがあります。適切な服装を選択して、暑さ対策と熱中症対策を整えることが重要です。

熱がこもらない衣服を選ぶ

体に熱がこもりにくくなるので、綿や麻など通気性の良い素材がおすすめ。衣服の中や体の表面に風が通りやすいように、ゆったりした服装を選ぶのもポイントです。

また、吸水性や速乾性に優れた素材を選択すると汗で蒸れにくく、身体に貼り付くような不快感を軽減できるでしょう。

その一方で通気性が悪いピッタリとした衣服や、熱を吸収する黒の素材はなるべく避けましょう。

暑さ対策アイテムを取り入れる

暑さ対策に有効なアイテムを取り入れると、夏のスタジアムでも涼しさを感じられるはず。

首の両脇に通っている太い血管を冷やすことで血液が冷え、体温を下げることができます。

冷却タオルなどを首に巻けば、涼しさを感じやすくなるでしょう。

着替えを用意する

夏のサッカー観戦ではたくさん汗をかきます。放置すると帰るときに体が冷えてしまいますし、ニオイなども心配です。

試合が終わったあとサッと着替えるために、移動用のTシャツを用意しておきましょう。汗で濡れた衣服やタオルを入れられるビニール袋もあると便利です。

冬|寒暖差対策がポイント

  • 暖かく動きやすい服装を選ぶ
  • 寒さ対策アイテムを取り入れる
  • しっかりと足元の寒さ対策をする

Jリーグは毎年2月に開幕し、12月にシーズンが終了します。そのため、プレーオフや残留争いなど見逃せない試合は、真冬に観戦することになります。

冬のサッカー観戦は寒いので、暖かくすごせるような工夫が必要です。

暖かく動きやすい服装を選ぶ

真冬のスタジアム観戦は冷えるので、素材にこだわって服装を選択しましょう。

軽くて重ね着もしやすいポケッタブルダウンやフリース素材の羽織物や、保温性や保湿性に優れた機能性インナーがおすすめです。着用したあとスムーズに動けるか、サイズ感をチェックしましょう。

観戦用のアウターは、防寒性に優れたベンチコートがいいでしょう。十分な長さもあり、着るだけで暖かさを感じられるおすすめのアイテムです。

寒さ対策アイテムを取り入れる

寒さ対策に有効なアイテムを活用すれば、冬のスタジアムでも暖かさを感じられます。

  • ニット帽
  • 耳当て
  • マフラー
  • ネックウォーマー
  • 手袋
  • カイロ
  • ブランケット

首や手はとくに体温を奪われやすい部位なので、アイテムを使ってしっかりと暖めましょう。

サッカー観戦は長時間にわたるので、カイロはいくつかもっていくのがおすすめです。

しっかりと足元の寒さ対策をする

足元は冷えやすいため、厚手の靴下やレッグウォーマーを使って寒さ対策をします。保温性や保湿性に優れた素材のアイテムもあるので、上手に取り入れてください。

靴は裏地にボアやフリースが使われた防寒ブーツがおすすめ。防寒性や耐水性があるシューズカバーは暖かく、雪や雨による湿気や汚れからも靴を守ることができます。

雨の日|傘はNG!レインポンチョが大活躍

サッカーの試合は雨の日でも実施されるため、観戦をされる際は十分な対策が必要です。

また試合の途中で雨が降っても大丈夫なように、天気予報を確認してしっかり準備を整えておきましょう。

レインコートやポンチョを使う

スタジアム内では、傘は使えない決まりです。そのため、雨天の場合はレインコートやポンチョを衣服の上から着て雨を防きましょう。

レインポンチョは畳んでカバンに入れておけば、途中で雨が降ってきてもサッと着用できる優れモノ。

足元までカバーできるほど丈が長いレインコートなら、着席しても下半身が濡れません。袖から雨が入ってくるのを防ぎたい場合は、輪ゴムで袖口をしめると効果的です。

雨対策アイテムも活用する

雨の日のサッカー観戦では、以下のようなアイテムがあると便利です。

  • タオル
  • ビニール袋
  • 帽子
  • 防水スマホケース
  • 着替え
  • 防水性の高い靴

タオルとビニール袋は多めに持っていくと、さまざまな用途に活用できます。大きなビニール袋を用意してバックなど荷物を入れれば、濡れる心配もないでしょう。

そのほか、スタジアム外の移動を考慮して、折りたたみ傘があるといいかもしれません。

服装とあわせて準備したいサッカー観戦アイテムとは

サッカー観戦のときあると便利な持ち物をまとめました。

快適にサッカー観戦を楽しむために、服装とあわせて準備しておいてください。

  • ビニール袋
  • ウェットティッシュ
  • 双眼鏡
  • モバイル充電器
  • クッション

ビニール袋はさまざまな用途に使えるため、複数枚用意しておくと便利。ゴミや汗で濡れたタオル・衣服を入れられるので、一緒にバッグに収めた荷物が汚れません。

ウェットティッシュがあれば、気になる汚れをサッと拭き取れます。汗が気になる場合は、肌を拭き取れるボディーシートを用意していきましょう。

双眼鏡やオペラグラスがあれば、遠くからでもボールやプレイヤーの動きがよく見えます。サッカー観戦に使用する場合、倍率は10~12倍がいいでしょう。

サッカーの試合は長時間にわたるため、モバイルバッテリーがあるといいかもしれません。

また、スタジアムの椅子の大半は固いため、クッションがあれば快適に観戦できでしょう。

そのほか、余力があれば応援グッズなど準備しておくといいかもしれません。

サッカー観戦をより楽しくする服装3つのポイント

服装を工夫することで、サッカー観戦はさらに盛り上がります。

一歩進んだ楽しむための服装を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.ユニフォーム着用も選択肢のひとつ

公式ショップで販売している、ユニフォームのレプリカを着用するのもいいでしょう。

ユニフォームを着用すれば、選手や他のサポーターとの一体感を味わえるはず。

選手と同じ仕様のオーセンティックやお手入れしやすいレプリカなど種類があるので、ニーズにあったものを選択してください。

デザインを模したTシャツは安価で購入できるため、サッカー観戦初心者でも手軽に購入できます。なお、ユニフォームの下には、速乾性に優れた機能性インナーをあわせるのがおすすめです。

2.チームカラーを取り入れる

サッカーでは、クラブカラーが大きな意味を持ちます。その日のファッションにチームカラーを取り入れるのも、サッカー観戦ならではの楽しみ方。

チームカラーのアイテムを上手に活用してコーディネートしましょう。

また、タオルマフラーやその他の小物など、公式グッズを取り入れてもいいでしょう。スタジアムのショップや公式オンラインショップで購入できるのでぜひチェックしてください。

ゴール裏やゴール裏に近いエリア、特にビジター席では、相手チームのカラーを着用するのは歓迎されません。

相手チームのクラブカラーは避けて、コーディネートを考えましょう。

3.フェイスペイントをしてみる

観戦ファッションのワンポイントとして、フェイスペイントを入れてみるのもおすすめです。

試合によってはフェイスペインティング特設ブースが設けられており、フェイスペインティング用のシールの配布があります。見かけたらぜひ利用してみてください。

フェイスペイントをした姿を同行者と一緒に記念撮影すると、きっと特別な思い出になることでしょう。

季節や気候にあわせた服装を選択しよう

スタジアムでは暑さや寒さを感じやすいので、十分な対策が必要です。サッカー観戦に集中するために、季節や気候にあわせた服装を選びましょう。

さらにコーディネートを工夫するのも、サッカー観戦の楽しみ方の一つです。ユニフォームやチームカラーを取り入れれば、選手やサポーターと一体感を味わえます。

ENSPORTS fanでは、サッカー観戦をたくさんの方々に楽しんでいただくために、観戦マナーや観戦初心者のためのルール解説記事なども公開中。そちらぜひチェックしてみてください。